職人ムービー フォーマル屋

フォーマル辞典

用語① フォーマルバッグ

冠婚葬祭などの際に使用するバッグのことです。
結婚式などの「晴れの席用」と、告別式などの「哀しみの席用」の２種類があります。
晴れの席用のバッグは華やかな雰囲気のあるビーズ加工や、スパンコール刺繍があるものがお奨めです。
哀しみの席用のバッグは、相手に敬意を表すために殺生素材の革は避け、布製のものを使いましょう。華美な飾りのないものがお奨めです。

用語② マチ

バッグの幅となる両脇の部分を指します。
フォーマルバッグの収能力と、正面から見た時の高さを決める、極めて重要な部分です。
四角い見た目の「箱マチ」や、丸い見た目の「丸マチ」など、様々な種類があります。
通の方はマチを見て商品を選ぶので、ぜひ注目してみてください。

用語③ へり返し

ハンドバッグを仕立てる技法の一つです。
芯と生地を重ねて、生地のへりを均一な幅で折り返し、接合する技術です。
表側が見えない状態での作業なので、高い技術と経験が要求されます。
一般的に、高級なハンドバッグを仕立てる際に多く使われます。

用語④ くじり

従来は穴を開けるために使う、キリに似た道具のことです。
へり返しの厚みを無くすことで、表と裏のパーツ間に隙間の無い、美しい仕上がりになります。

用語⑤ イセを効かす

平面の布を立体的に仕上げていく技法です。
完成形のフォルムを意識して作ることより、使いやすく美しい仕上がりになります。

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